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住宅に関わる資金の流れを考えましょう

住宅にかかるお金は固定的で、家計の支出の中で大きな割合を占めるので、長期的な視点が必要です。
特に住宅ローンは、借りられるだけ借りてしまうと、今後増税などで使えるお金が減った時に、家計を圧迫して貯蓄もできなくなりかねません。
また、持家はリフォームなどの維持費もかかりますが、将来的には、その時々の身体の状況に応じた住み替えを検討する場合もあるでしょう。
これらも視野に入れながら、借入をする場合には、ムリなく払いきれる金額を見定め、残りは自己資金で準備します。
この時、住宅資金単独ではなく、教育資金や老後資金とのバランスも、考えることが大切です。
まずは、キャッシュフロー表という家計の収支計画書を作成し、住宅購入後の長期的なお金の流れを、シュミレーションしてみましょう。
そして、資金計画と返済計画を立てて、購入できる物件の価格を絞り込んでから、土地建物について考えることをおすすめします。

土地や建物の購入、売却のポイント

住まい探しの原点は、家族が楽しく安全に暮らす場所を、確保するということです。
住宅の価値には資産価値より、使用価値を求める時代になりました。
使いやすくて低コストであるということを重視して、住宅を選びましょう。
まずはイメージ作りですね。
一戸建かマンションか、一戸建の場合には、土地を購入してから住宅の間取りや仕様を業者に発注する注文建築なのか、それとも、土地と建物を一緒に購入する建売住宅なのか、あるいは新築住宅だけではなく、中古住宅を購入するという選択肢もあります。
イメージが定まったら、場所や広さ、仕様や間取りを、具体的に考えてみましょう。
一方、住み替えや相続に伴って、使わなくなった不動産の活用を考える場合には、まずそれらの土地や建物の、資産価値を把握しましょう。
売却したり賃貸した場合の相場、かかる費用や税金を、知ることが第一歩です。

住宅ローン返済、維持管理費の計画

住宅ローンは長期にわたる支払いになりますから、今後金利がどうなるかも十分に考えて選択しましょう。
住宅ローンの金利には、借入期間中ずっと変わらない全期間固定型と、5年ごとに見直しがある変動型、それから、借入当初の一定期間金利を固定する固定選択型の、3種類があります。
全期間固定型を利用するメリットは、返済額が一定なので返済計画が立てやすく、購入後に金利が上昇した際にも、返済額が増えるリスクを回避できることです。
一方、変動型や固定選択型は、借入後に金利が上昇すれば、返済額も増えますから、途中で金利が上がっても持ちこたえられるだけの、余力を残しておくことが大切です。
また、金利が低いうちに、まとまったお金ができたら繰り上げ返済をして、元金を減らしておくのも1つの方法です。
目先の返済額だけではなく、ローンを組む際にかかる諸費用や、所有に伴う維持管理費も含めて、全部でいくら、いつまで払うのかを、考えるようにしましょう。

借入元本1,000万円に対する住宅ローンの毎月返済額の目安

金利と期間 15年 20年 25年 30年
3.0 6.9 5.5 4.7 4.2
2.5% 6.7 5.3 4.5 4.0
2.0% 6.4 5.1 4.2 3.7
1.5% 6.2 4.8 4.0 3.5
1.0% 6.0 4.6 3.8 3.2
0.5% 5.8 4.4 3.5 3.0
(単位:万円・・・千円未満四捨五入)